2006年08月01日

映画「ゲド戦記」

製作年度 2006年
製作国・地域 日本
上映時間 115分
監督 宮崎吾朗
製作総指揮 −
原作 アーシュラ・K・ル=グウィン
脚本 宮崎吾朗 、丹羽圭子
音楽 寺嶋民哉
出演もしくは声の出演 岡田准一 、手嶌葵 、田中裕子 、小林薫 、夏川結衣


 1度目は集中できなかったので、2度観てきました。

 「説教臭い」だとか、酷評も多かったので、どんなもんだろうと思いながら観に行きましたが、それほど悪くはなかったですね。初めての監督作品にしては、良く出来ている方ではないでしょうか。でも、それは多くの人の支えがあっての作品なのだろう、と思いました。全くの素人を監督に置いて、2時間弱の大作アニメ映画を作るということは、相当大変で無謀なことだったのではないかと思いました。鈴木Pの賭けのようなものだったのかもしれません。

 作品の内容について、私としてはもっと冒険≠オて欲しかったと思いましたね。宮崎吾郎監督というだけでも充分冒険かもしれませんけど(笑、やるのならもうちょっと宮崎吾郎色≠ンたいなのを出して欲しかったと、観客側の勝手な欲≠ェありますね。其処此処で監督色はありましたが、全体的にシンプルで、処女作特有の、荒削りでも情熱的で切れ味のある作品≠ニいうようなものを期待していた私には物足りなく感じました。

 でも、主人公アレンのもがく姿は、胸に迫るものがありました。自信がなく不安で生きる意欲のない、現代の若者をそのまま映したような姿で。ハイタカを刺そうとして逆に抱きとめられた時に、アレンから溢れた涙(とか鼻水)は、腑甲斐無い自分への悔しさで溢れているようで、一番印象的な場面でした。アレンのキャラクターに関しては、宮崎駿が決して描かない独自なもので、そこが新鮮で良かったと思いました。

 「命を大切にしない奴なんて大嫌いだ」という台詞がありました。この映画のテーマは「命を大切にする」「生きるとは?」というようなことだったと思いますが、テーマを台詞ではっきりと言ってしまうことが私はあまり好きではありませんでした。テーマをはっきりと言ってしまうことは簡単ですが、表現者として、作品を見せることで伝えるということが本領ではないかと思いました。

 全体的に纏まっていた作品ではあったように思います。
 
 国王を殺したのに追っ手が来ないのだろうか…?
 「罪を償う」と言うアレンだが、エンディングでいい笑顔してるのはおかしいのでは…?
 
 アレンの殺人(本当に死んだのかは知らないが)の罪が軽く扱われているような気がしました。



 
 なんていうか、宮崎駿って偉大だなぁ……。
posted by line001 at 19:11| 東京 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | ジブリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
きょうは、寺嶋まで作品へ指揮♪
Posted by BlogPetのブランカ at 2006年08月07日 16:53
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